―2014年と和解するー クローントルーパーとバトルドロイド バトルパック 75372 レビュー LEGO STARWARS
こんにちは。ねこざかなです。
今回は、2024年を始めていきたいと思います。
先日唐突に謎記事から復活した当ブログですが、その記事でも言及したセットがついに発売されたので紹介していきます。
クローントルーパーとバトルドロイド バトルパック 75372です。
2024年1月1日発売の新製品で、価格は現在は4680円(LEGOストア等)程度です。
今回、何と言っても目を引くのはミニフィグですね。この価格帯のセットでミニフィグ9体というのはこれまでなかったことだと思います。
セット構成はミニフィグ9体、タレット、箱、スピーダーバイク、STAP、オクトゥプタラ・トライ=ドロイド(以下トライ・ドロイド)、という構成です。スピーダーバイクやSTAP、ショック・トルーパーなどが付属する、という構成から、2007年の2つのバトルパックを再構成してリメイクした、というのがファンたちの見方のようです。
個人的にもこのセットにはめちゃくちゃ注目していたのですが、その理由はこれが2007年のリメイクであったからというより、
今年10周年を迎えるこれらのセットの幻影を見ていたからです。ほら、あらためて見るとなんかこれらのキメラっぽくないですか、このセット。トライドロイドも、ノーマルクローンも、ショック・トルーパーも(これは去年の再録ですが)、なんならスーパーバトルドロイドだって、全部2014年に出ていたものなんですよ。特にショック・トルーパーが入っている75046 コルサント・ポリス・ガンシップは、後からプレ値で保存用を買った程度にはめちゃくちゃ思い入れがあるので、これは見逃せません。
ですから、この2014年の幻影セットを楽しむことで、2014年と和解したいのです。
それでは、ミニフィグから見ていきましょう。
まずは、ショック・トルーパーです。
これは2022年夏のコルサント・ガード・ガンシップ(75354)に付属しているものと同一らしいです。
裏面。
基本的には2020年以降のミニフィグプリントを踏襲しています。
手にはピストルと双眼鏡を持たせる仕様になっており、このせっとでは司令官的な役割を与えられているようです。
ヘルメットはこんな感じで
素顔ver.
先ほども言及した2014年リリースのコルサント・ポリス・ガンシップのショック・トルーパー(右)との比較。こちらはクローン・ウォーズ版ですが、プリントだけでも結構印象が違うことが分かります。あと違いとして大きなのは、今回のバージョンは腕が白いんですよね。これは2020年以来ずっとそうなっています。
次はクローン・トルーパーになります。
こちらは白い通常のクローン・トルーパーで、これも2014年以来のリメイクとなります。
背中側
こちらは3体付属しており、通常の銃とライフル銃持ちの2パターンあります。
2014年版(右)との比較。個人的には2014年のものがプリントが細かくて好みですが、これは思い出補正もあるかもしれません。
バトルドロイド。こちらは2体付属します。
基本的にはいつも通りですが、今回はSTAP搭載用に一工夫してあります。
というのも、背中に武器がマウントできるようになっています。
といっても、パーツを背中にくっつけるだけのシンプルな仕様ですが、これまた結構違う印象を与えますね。
また、こちらに付属する銃は、いつもの光沢黒ではなく、ガンメタカラーっぽくなっています(上)。これは2019年に登場したドロイド・ガンシップ以来でしょうか。ちょっと珍しいです。
ミニフィグ紹介の最後はスーパーバトルドロイド。
今回のセットの大きな衝撃のひとつは、このスーパーバトルドロイドが初登場以来初のリメイク(金型変更)がなされたことでしょうか。遠目ではわかりにくいですが、
このように、2014年版(右)と比較してみると違いが分かりやすいです。若干細面になっており、胴体右側に小さいへこみがついています。
ミニフィグの紹介は以上です。
続いて、付属する小物、ビークルの紹介です。
次はコンテナを見ていきましょう。
普通の箱です。
中にはグレネードがはいっています。かわいいですね。
紹介は以上です。
次はタレットを見ていきましょう。
見た目はこんな感じで、しょぼ…可愛らしいタレットです。
しかし、この真髄は別にありまして…
これ、盾になるんよー。
待望の盾ですよ盾。盾はクローンウォーズでもちょっとだけ登場しましたね。
ショックトルーパーが持ってたりとか、リンゴ・ヴィンダの戦いとか。
それがついにレゴに登場です。ファースト・オーダーのライオット・トルーパーという前例もありましたので、正直いつかやると思ってました(近所の人のインタビュー)
うん、盾最高。あと上のやつはポッチが飛ばせます。かわいいですね。
次はスピーダーバイクを見ていきましょう。
これは2007年セットの影響が色濃く出ているスピーダーであると言えるでしょう。
見た目はこんな感じです。
ミニフィグを乗せるとこんな感じ。二体乗れるタイプのスピーダーバイクはちょいちょいレゴで出ますね。
後部にはブラスターを設置でき、機銃として使えます。
サイドにはスタッドシューターがついています。飛ばせます。かわいいですね。
個人的には、2007年セットでもベースはBARCスピーダーだったこともあり、ここは普通にBARCスピーダーでもよかったんでは。。。と思わないでもないです。
2014年のBARCスピーダーとの比較を置いておきます。こうしてみると色味とか…結構似てるんじゃない?こじつけですかね。
次はSTAPです。
これは2023のアドベント・カレンダーにもついていますが、多分その前は2014年くらいまでついてきてなかった気がするので、これも2014年との和解に必要な要素だと言えます。
ミニフィグをのせるとこんな感じです。ブラスターをマウントできるのがいい味をだしています。
2014年版との比較はこんな感じです。シールがなくなっていたり、色味が変わっていたり、足元のパネルがなくなっていたりと、結構簡略化されています。
トライ・ドロイドの紹介です。
小さなセットですが、付属物が多くて紹介が大変です。
外観はこんなかんじで、かなり似ているとおもいます。
ギミックとしては、頭部分の回転と、画像をでは少しボケてしまっていますが、
ミソォ(いい発音)がついています。
もはや初代スタッドシューターも、もはやスプリング・シューターすら絶滅危惧種になったこの2024年にフリックミサイルがついています。フリックミサイルは私のミサイルになってくれたかもしれないミサイルだ。
あと足もちゃんと動きます。かなりいい感じです。めっちゃ似てます。(雑)
2014年ウータパウバトルパックとの比較です。
今回のはクローンウォーズ仕様というか、独立星系連合軍仕様の青色なのが特徴ですね。こればっかりは2024年版の完全勝利と言えるでしょう。もうスタイルからして違います。これが垢抜けというやつか。すごくレゴの進化を感じる一幕です。
箱と説明書はこんな感じ。この規模のセットにしては珍しく、2つに分かれているのが特徴です。
とまあ。全体の紹介はこんな感じです。
いや、いいセットですよ。これは。
個人的には一セットでクローンとドロイドの両方が軍拡できるというか、一セットで戦いが完結する感じのセットが結構好きです。上であげた2014年セットの75037 サルーカマイでの戦い なんかもそこがものすごく気に入っているセットでした。そんな75037の正統後継として、さらには、2014諸セットの流れを汲むセットとして位置付けられるという点で、今回は期待通りの、いや、期待以上のセットだったと個人的にはおもっています。
強いて言えば、毎回バトルパックがこの規模感、価格帯になってしまうと、お手軽感がなくなってしんどいなあ。。。という点でしょうか。とはいえ、すでに近年のバトルパックはずいぶん高くなってしまっていますが。。。
今回は、リメイク前の2007の年セットを持っていないということ、私自身の2014年セットへの愛着という非常に私的な理由によって、一味変わった(?)レビューを、してみました。
まあ結構こじつけじみたところもありますが、おかげでここ10年を私なりに再整理することができたように思います。よもやスーパーバトルドロイドが10年ぶりの収録とは思いませなんだが。。。
今後はこれをもう少し集めて、2014年と和解出来たらいいなと思います。